通所介護には、一般的に知られている総合型デイサービス、デイケアの他に、療養型通所介護や認知症対応型通所介護があるのをご存知でしょうか。療養型通所介護とは、難病や何らかの後遺症等の重度要介護者およびがん末期患者といった、常に看護観察が必要な方を対象としたサービス。医師や訪問看護事業所と連携を図りながら、利用者1人1人にきめ細やかなサービスを提供しているのが特徴です。認知症対応型通所介護は、その名の通り、認知症の方へ症状に応じたケアやサービスを提供しています。いずれの施設も、専門知識を持つスタッフによる適切なケアが行われているので、安心・安全にサービスを受けることができます。
専門的なケアを提供する他は、総合型デイサービスで提供するサービスと差はありません。食事・入浴介助や機能訓練、レクリエーション、送迎等を行います。施設によっては、冠婚葬祭や出張等、同居する家族の急な用事で介護ができなくなった場合に、何日か宿泊できる宿泊サービス付きのデイサービスもあります。多様化する利用者のニーズに応えるべく、多彩なサービスを提供するデイサービス。それぞれの特徴やサービス内容をしっかり理解することで、より利用者とその家族にマッチしたデイサービスが見つかるでしょう。また、利用者だけでなく、デイサービスの仕事をお探しの方も、どのような特徴があるデイサービスで働きたいか、どのようなスキルを身に付けたいかを明確にすることで、求人が探しやすくなると言えます